小学生の自分へ伝えたいこと。「会えるうちに会いたい人にできるだけ会って」

40代前半の女性です。

離婚を経て、現在は実家に舞い戻り高齢の両親と暮らしています。

将来ずっと独り身の可能性もあるので、ある程度貯蓄などをして将来に備えていかねばと思いつつ、現実はなかなかです。

私は生粋のおじいちゃん子でした。

この現状を今はとうに亡き祖父が知ったらどう思うのだろうか、と考えることがあります。

私は生粋のおじいちゃん子です。

幼少時は両親が多忙で、祖父に面倒をみてもらったので幼い頃は祖父が親代わりのようなものでした。

引っ越しを機に、少し疎遠に

小学生になる前、私は祖父の住む家から少し距離のある一戸建てへ移りました。

祖父は販売業を営んでいたため多忙で、めったに孫の私に会いにこれませんでした。

私も学校や新しい住まいが楽しくて仕方なく、だんだん祖父とは疎遠になりました。

ちょっと自転車を頑張って走らせれば会える距離。

しかし、その安心の距離がかえって私を祖父から遠ざけてしまいました。

もちろん祖父のことは大好きで何かあるとよく思い出したものです。

、「いつでも会える」という油断から年に数回しか顔を合わせることがなくなっていき、私が中学に上がったとき、祖父は急病であっというまに他界してしまいました。

中学に入って亡くなった祖父にもっと会っていれば良かった。

私は「なぜもっと会っておかなかったのか」と後悔の嵐でしたが、すべては後の祭りです。

今なら小学生の孫の可愛さも理解できますが、当時はまだ子供、自分のことで手一杯で、独居老人の寂しさなど想像もできませんでした。

仕方がないとはいえ、もっと顔を見て話をしておくべきでした。

そして、私の現状を亡き祖父に知られて恥ずかしくないよう、嫌なことがあっても日々を楽しく前向きにやっていきたいと思います。

 

生前の祖父に会える環境にあったのに、(子どもゆえ仕方がないこととはいえ)自分のことばかりで思いやりが足りなかった小学生当時の自分に、

「もっと会いにいってあげて。お年寄りは体がしんどくて外出もままならないのだから、若く元気なあなたが会いにいってあげて。親代わりに可愛がってくれた人に恩返しをしてあげて」

と可能ならば肩を揺さぶってでも強く伝えたいです。

小学生の自分へ伝えたいこと。「会えるうちに会いたい人にできるだけ会って」
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